安全作業のために
エアータッカなどの空気工具は指定外の方法・用途で使用されると思わぬ事故を招き大変に危険です。エアータッカに同梱された取扱説明書を最後まで良く読み、正しく安全にお使いいただきますようお願い致します。作業関係者以外、特に子供は作業場所に近づけたり工具に触らせたりしないでください。
作業前
【警告】防具を着用する
作業者も周囲の人も必ず保護メガネを着用してください。打損じのステープルが跳ねて眼に入る危険があります排気音や排気から耳を保護するため、耳栓などの防音保護具を着用してください。作業環境に応じてヘルメット、安全靴などの防具を着用してください。
【警告】ネジの締め付けを点検する
ネジが緩んでいたり、抜けていたり、また部品が外れたり、傷んだりのまま使うと、事故や破損の原因になります。使用前に必ず点検してください。
【警告】圧縮空気以外は使用しない
エアータッカは圧縮空気を動力源とする工具です。圧縮空気以外の高圧ガス類(酵素、アセチレン、プロパン等)を使うと、爆発などの危険があります。絶対に使用しないでください。
【警告】エアホースの接続
安全装置が装備されていない場合トリガーを引くだけでステープルが発射します。エアホース接続前にはステープルが装填されていない事を確認してください。
ねじ類の緩みが無い事、損傷/脱落/異常動作の部品が無い事、射出口が人に向いていない事を確認してから、エアホースを接続してください。
【警告】指定のステープル(釘)を使用する
指定と異なるステープルを使うと、故障の原因となるだけでなく大変危険です。必ず指定ステープルをお使いください。
作業中
【警告】揮発性可燃物のそばで使用しない
揮発性可燃物(ガソリン、シンナー、接着剤等)の近くで使用しないでください。ステープル打ち込み時に火花が飛ぶことがあり、引火、爆発の恐れがあり危険です。
【警告】使用空気圧
取扱説明書に記載された推奨使用圧力の範囲で使用してください。対象物により範囲内で調節してください。範囲を超えた圧力で使用するとエアタッカーの寿命を縮めたり、損傷によって事故を招く恐れがあります。
【注意】作業場所に注意する
●高所での足場を使っての、作業等はステープル打ちに支障のないよう足場を充分確認してください。
●エアホースは作業箇所の近くに固定し、不用意に引っぱられたり、引っかかったりした時の危険を防止してください。
●傾斜面に打つ場合は下から上に向かって打つようにして下さい。足の踏み外しが防げます。
●壁などの垂直面の作業は、上から下へ打つと疲れの少ない作業が出来ます。
●水平面でのステープル打ちは、前進しながら作業してください。
●安全で疲れも少なく能率的な作業が出来ます。整理整頓は安全の第一歩です。
●作業場所は常にきちんとしてください。また必要に応じてヘルメット安全靴等の防具を着用してください。
【警告】射出口を絶対に人体に向けない
射出口を人に向け誤って発射した場合、思いがけぬ事故につながります。
また射出口付近に、手、足等を近づけての作業は危険です。打ち損じたステープルが当たらぬよう、作業中は周囲の人にも充分注意してください。
【警告】異常を感じたら絶対に使用しない
作業中にエアタッカの調子が悪かったり、異常に気が付いた場合は、ただちに使用を中止し、お買い上げ店または弊社に点検修理に出してください。
【警告】角打ちや、向い合っての作業はしない
内外壁等の向い合っての同時作業は危険です。絶対にしないでください。
また木材の端や薄い板角を打つときステープルが抜け落ちたり、打ち込み位置が反れて発射されることがあります。自身の身体や周囲の人に注意をはらってください。
【警告】射出口は確実に対象物に当てる
射出口を確実に対象物に当てないと、ステープルが完全に打ち込まれなかったり、木の節などに当った場合、機体が反発することがあります。
また、ステープルが跳ねたり、反れたりして危険です。射出口は確実に対象物に押し当ててください。
【警告】トリガーに指をかけて移動しない
トリガーに指をかけ持ち歩いたり手渡したり、また、ホースをつかんでの移動など、誤って発射し思いがけぬ事故につながります。移動する際は、必ずエアホースをはずしてください。
【警告】作業中断時はエアホースをはずす
作業中のステープル装填や調整、ステープル詰まりを直す場合には必ずエアホースを外してください。
作業終了時・保守
【警告】作業後はエアホースをはずしステープルを抜き取る
作業終了時には必ずエアホースをはずしてください。
またエアータッカー内に残ったステープルを抜き取ってください。後でうっかり手をふれたり、エアホースをつないだ場合、ステープルが発射し思わぬ事故につながります。
【警告】注油・清掃をする
●取り付けねじなど、嵌合が緩んでいる箇所が無いか定期的に点検し緩んでいる場合は締め直して下さい。
●マガジンをときどき掃除し、ステープル接着剤のカス、異物木くずなどを取り除いて下さい。
●1日に2回以上または作業前後にエアプラグの口から2~3滴給油してください。
●長期間使用しない時は、注油、清掃し、湿気や埃の影響を受けない状態で保管してください。
●お子様や、作業者以外の人がさわらないよう、場合により施錠などの処置をしてください。
【注意】水抜きをする
“作業終了時はエアプラグ側を下にして、充分水抜きした後にエアプラグから注油してください。機体内部のサビ等を防ぎ性能が維持されます。エアセットやエアコンプレッサに水がたまると能力低下や故障の原因となりますので作業終了時には必ず水抜をしてください。
なお、詳細はエアセット、エアコンプレッサの取扱説明書をお読みください。
【注意】直射日光をさける
“エアタッカやエアコンプレッサ、エアセットは直射日光に長時間あてたままで放置すると、故障の原因ともなります。
エアコンプレッサは出来るだけ風通しのよい、日陰に設置してお使いください。”